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発売前人気投票結果発表
【フリッツ】「ふー、女三人集まれば姦しいと言うけど、二人でも充分うるさいわー」
【ジョン】「ねー。あ、だけどそういや……あの二人のほかに、もう一人。忘れちゃいけない女キャラがおるはずやん。なのに一緒に出てこんかったと言うことは……まさか!」
【フリッツ】「ふっふっふ……では、次の順位発表してみよかー! ていっ」

八位:クロウ 37票
七位:ゲルハルト 76票
六位:ソイ 95票


【ジョン】「ななな、なんとお! ユメはんがおらん! ……ということは……」
【フリッツ】「この三人より上と言うことやなあ。前回はユメはん、七位やったから。相当な大躍進ということになるな」
【ジョン】「うおお、これは意外な展開や! さすが、主人公と言うべきか……」
【フリッツ】「と、いうことでー。主人公女子に負けた男ども、カモーン!」
【ソイ】「うがー! 納得いかーん!」
【クロウ】「はっはっは、坊ちゃん、先生。どっちも面目立たねーな! まさかユメに負けるたあ」
【ゲルハルト】「……全くだ。困ったものだな」
【ジョン】「ほんとやねえ。全体として、順位そのものは、中間発表を踏襲してるんやけど……このメンツの中で、ユメはんだけが爆上げって、一体どういう現象なんやろ?」
【フリッツ】「うーん、理由はわいらもさっぱりワカラン。もしかして、男性向けと間違われてる人がおるんかねえ」
【ジョン】「そうだと思ってる人がいたら、もう一回トップページから入って、よくよく見てやー。これ、女性向けやでー。男しか攻略できんでー!」
【ソイ】「そうじゃ! 本来であれば、余たちのほうが票を取るべきゲームであろう!」
【ゲルハルト】「……しかし結果は結果だ、受け止めるしかなかろう」
【ジョン】「ソイ殿下は、なんでか中間発表後に、票の入りが落ちたと報告があがってまーす」
【ソイ】「なぬう」
【クロウ】「うひゃひゃ! そりゃ、あれだ。坊ちゃんと大人の(ピー)が(ピー)ってことが、勘づかれたからでねーの?」
【フリッツ】「ひー! 神をも恐れぬネタバレを!」
【ジョン】「クロウ先生……ハンパねっす……」
【クロウ】「いいじゃねーか、これくらい。ワシの正体をばらすよりはいいだろー? 言いたいな-、そうしたらどーんと順位もあがるだろうになー♪」
【フリッツ】「あかんあかん、そりゃ一番だめっ!」
【ジョン】「まだ人気がないからって、それは禁じ手や、クロウはん!」
【ソイ】「ぐうっ……余とて好きでこの姿でいるのではないわー! それに一部コメントでは、可愛い余の方が好き☆という意見もあったのじゃ! えーい、皆の者! もっと余を可愛がれー!」
【フリッツ】「わー、殿下がご乱心やー!」
【ジョン】「きゃー!」
【ゲルハルト】「やれやれ……殿下、暴れても結果は覆りませんよ」
【ソイ】「解っておるわ! しかし悔しいは悔しいであろう! おぬしもいつまでも落ち着いておらんで、少しは怒ってみたらどうだ」
【ゲルハルト】「……まあ、確かに残念ではあります。殿下にはどうにか勝たせていただいていますが、キタムラに負けたというのがどうにも。制作発表の時は、一番人気だと記者の方にはうかがっていたのですが……一時の気の迷いだったということなのでしょうか」
【ソイ】「かもしれんな。しかし、まだ発売まで間はある! 浮気症の女どもを、一気に我が手に戻すような甘い台詞を言って、人気を盛り返すのじゃ! 当然、余もチャレンジするぞよ!」
【クロウ】「おおっ、坊ちゃん! さすが『暁の王子』の名を持つだけはある。超、前向きだな!」
【ソイ】「おうともよ! では余からいくぞ! 皆の者!」
【フリッツ】「はらはら」
【ジョン】「どきどき」
【ソイ】「余をもっと可愛がれ! 愛せよ! 以上」
【フリッツ・ジョン】「ずこー」
【クロウ】「坊ちゃん……それのどこが甘いんだ……?」
【ソイ】「ぬ、甘くなかったか。これでも精一杯なのじゃが」
【クロウ】「甘い台詞っつーのは、世間一般的には囁き系なんじゃねーの? 叫んでどーするよ」
【ソイ】「あー、そうか。しかし、今の余の身長では、囁いていたら、声が届かぬしのー」
【フリッツ】「あー」
【ジョン】「なるほどー」
【ソイ】「それに、余は学習もしておるのじゃ。ユメという女はな、そういう駆け引きを仕掛けても、仕掛けたまんまで終わるのじゃ。ある意味、特殊能力じゃな。あのフラグスルー力は。はっきり言わんと、そもそも届かぬ。
ゆえにこうした。まあ、(ピー)になれば、もう少し違う戦術も選べるが」
【フリッツ】「わー、またすごいストレートなネタバレをー」
【ジョン】「音声ついてなくて、よかったねえ……ぶるぶる」
【クロウ】「まったくだ」
【ゲルハルト】「ふむ……しかし、その意見、確かに一理あります、ね」
【クロウ】「お、ゲルハルト。お前が坊ちゃんの意見に賛同するのか。珍しいな」
【ゲルハルト】「……真実ですから。ユメ・キタムラという少女は、確かにかなり、鈍い子です。時に、私以上に」
【ソイ】「あー、そうじゃのー。おぬしも鈍さという点では、かなりのもんかもしれんのー」
【フリッツ】「コメントでは鬼畜な眼鏡を期待されてるけんど~……どうなん、そのへん?」
【ゲルハルト】「……どうなんでしょうね」
【クロウ】「自信ねーのかよ! おいおい。しっかりしろよ、先生。唯一の大人系キャラじゃねえか」
【ゲルハルト】「正直、鬼畜とはどういう行為を指すのか、私にはよく解らないのです。まあ、子どもっぽいことは……しても似合わぬだけなので、しないと思いますが」
【ソイ】「ふーむ? では試しに、おぬしが鬼畜だなあ、と思う行為を述べてみよ」
【ゲルハルト】「はあ。そうですね。では……」

~しばらくお待ちください~

【フリッツ・ジョン】「……」
【ソイ】「……」
【クロウ】「……」
【ゲルハルト】「……どうしました、皆さん」
【フリッツ】「ぶるぶる……」
【ジョン】「ぶるぶる……」
【ソイ】「ゲルハルト……その、あれだ。なるべく、控えめに、色々とやるがよい、うむ。おぬしは今のままで……良い気がするぞよ」
【ゲルハルト】「は、はあ……そうですか……?」
【クロウ】「うーん……期待に添いすぎても、よくねえような気がしてきたぞ、ワシ……」