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発売後人気投票結果発表

~ちょっとタイム~

【シャルロッテ】「ふう。ようやく、十位まで発表が終わりましたわね」
【ユメ】「長かったねー」
【玉麗】「まったくです」
【シャルロッテ】「ここからはようやく、お待ちかねのメインキャラたちの戦いになります」
【玉麗】「まあ、ぶっちゃけ。あんまり中間発表と代わり映えしないです」
【シャルロッテ】「あら、言っちゃった」
【ユメ】「わ、いいの?」
【玉麗】「煽りに煽って、落胆させるよりはいいかな、と」
【シャルロッテ】「それはそうね。じゃあ構えず、ゆったり、お茶でも飲みながら進めましょうか」
【ユメ】「そうだね。あ、お茶菓子切れてる。追加を取ってくるね」
【シャルロッテ】「紅茶もぬるくなってきましたわ。煎れ直しましょう」
【玉麗】「そんじゃ、私は片づけを。たぶん騒々しくなりますからね」
【シャルロッテ】「ふふ、そうね」

~再開~

【シャルロッテ】「それでは。九位から五位までの発表です」

五位 ゲルハルト【253/86】
六位 ユメ【209/73】
七位 シャルロッテ【139/46】☆ラッキーナンバー
八位 クロウ/クロガネ【70/18】
九位 玉麗【57/14】

【玉麗】「おおー。先生がユメさんより上位!」
【シャルロッテ】「いつも気になさってましたもの。よかったですわね」
【ユメ】「う、うん……ちょっとフクザツだけど」
【玉麗】「あはっ、まあ、ユメさんはそーですね。そして、気になる☆マーク!」
【シャルロッテ】「ラッキーナンバーとありますわね……」
【玉麗】「おめでとうございます!(クラッカーを手にしながら)ラッキナンバーに一番近い得票があったキャラには、一位に準ずる特典が与えられます!」
【ユメ】「わー、すごい! よかったね、シャルロッテ!」
【シャルロッテ】「ま、まあ……いいんでしょうか。嬉しいは嬉しいですけど……空気が読めてないかしら?」
【玉麗】「いいんですよ、気にしなくたって。数字の魔力がシャルロッテを選んだ。それだけです」
【シャルロッテ】「そ、そう思っていただけるならいいんですけど。……皆さん、ありがとうございます」
【玉麗】「それじゃ、ほかのみんなも呼びましょうか。ゲルハルト先生~、クロウさーん! 出番ですよー」
【ゲルハルト】「……やっと出番か」
【クロガネ】「待ちくたびれたぜー」
【ユメ】「わー、人間型!」
【玉麗】「クロウさんがイケメンに!」
【シャルロッテ】「ネタバレあり投票だからこそできる技ですわね」
【クロガネ】「おうとも。帽子の姿も気に入ってるが、やっぱこっちがしっくりくるな」
【ゲルハルト】「しかし制服が似合わないな」
【クロガネ】「よけいなお世話だ! 自分でも知ってるよ!」
【シャルロッテ】「まあまあ、お二人とも。おめでたい席ですから、それくらいで」
【玉麗】「おいしいお茶とお菓子もありますよ~」
【ユメ】「んと、まずは九位からだから、玉麗?」
【玉麗】「おっと、そうでした。私でしたか。ま、順番なんていいんじゃないですか。これだけ人数がいるし、だらりとクロストークで」
【ユメ】「そうだね」
【シャルロッテ】「しかし玉麗。結局、追い上げはなりませんでしたわね」
【玉麗】「そうですねー、やっぱり男性陣の人気は堅かったです。当然ですが」
【クロガネ】「まあ、そういうゲームだからな」
【ゲルハルト】「それでも、九位だ。メインキャラの面目は保っただろう」
【玉麗】「それはその通りですね。ちと、クロウさんに負けたのが悔しいですが……」
【クロガネ】「はっはっは! 以前にも言っただろ、ワシがネタバレしたら、いいセンいくってよ」
【シャルロッテ】「確かに、すごかったですわね」
【ユメ】「一話まるまる、過去編が入ったんだもんね」
【玉麗】「あれで人気でなきゃ、おかしいですよ~」
【クロガネ】「はっはっは! まあ、許せよ。俺たちのあの物語があったからこそ、今のお前等が生きるってとこもあるんだからよ」
【ゲルハルト】「そうだな……未来も今も、過去なしには存在できない」
【シャルロッテ】「そういえば過去編には、小さいゲルハルト先生も登場しましたわね」
【ユメ】「あ、うん! 今の先生と、全然性格が違ってた!」
【ゲルハルト】「あの頃は……まあ、私ににもその、やんちゃをした時代があったということだ」
【クロガネ】「でも、あれが本来のお前の姿なんだろ? だったらもう、ユメの前でくらい、その鉄面皮をはがしたらどうだよ」
【ゲルハルト】「それは……難しいな。嘘もつき続ければ本当になることがある。私にとっては、『これ』が素だ」
【ユメ】「私は、やんちゃな先生も可愛くて、好きですよっ」
【ゲルハルト】「……いまの言葉で決意した。やはり、過去の私は封印だ」
【ユメ】「ええっ、なんで! ほめたのに!」
【クロガネ】「まったく、お前は男心が解らねえやつだなあ。男にとって可愛いはほめ言葉じゃねーっての」
【ユメ】「ええっ、そうなの」
【玉麗】「そう言いますねえ」
【シャルロッテ】「き、基本ですわよ(私もそう思ったなんて、言えない……)」
【玉麗】「好きな女の子には特に、ね。可愛いじゃなくて、かっこいいって言われたいですよねえ。先生だって」
【ゲルハルト】「……コメントは控える」
【玉麗】「あらあら、照れちゃって」
【クロガネ】「はは、けどよ。ゲルハルトはずっと気にしてたからな。ユメに抜かれたらーって」
【シャルロッテ】「結局は、六位のユメさんに結構な差をつけての五位ですからね」
【玉麗】「まあ、基本スペックは高い方ですから。ただ攻略制限がかかってましたからね」
【クロガネ】「発売してから一月経たないで、投票開始だったからな。ゲルハルトのルートまでやりきってるやつは少なかっただろう。その点、ちいとハンデがあったほうがよかったかもな」
【ゲルハルト】「いえ、結果は結果ですから」
【玉麗】「よっ、それでこそ先生ですよ! やっぱり公正にやらないとね」
【クロガネ】「そんで、シャルロッテがラッキーナンバーか。俺もねらってたのに、くやしいぜ」
【ゲルハルト】「結局、何番だったのだ?」
【シャルロッテ】「ちょっと待ってください。(カンペを見ながら)……122だったらしいですわ」
【ユメ】「中間発表時点では、私が一番近かったんだね」
【玉麗】「予想が当たった人はいたのかな?」
【クロガネ】「そんなに難しくない条件だったから、割といるんじゃね」
【ゲルハルト】「サブキャラクターの救済企画だったのだが、結局メインキャラが取ってしまったな」
【シャルロッテ】「うう、すみません」
【ユメ】「主催の見込み予想が外れちゃったから、仕方ないよ」
【玉麗】「ここまでメインキャラに票が集中すると思わなかったですからねー」
【クロガネ】「また何か、企画を考える時には気をつけなくちゃな」
【ゲルハルト】「まったくだ」
【玉麗】「そーしましょう。あ、それじゃあそろそろ、裏話タイムに」
【クロガネ】「なんだやるのか。ワシはもうこのまま、だらだしつつ、突っ走るのかと思ってたぜ」
【ゲルハルト】「このクッキーはうまいな」
【ユメ】「クロウお父さんにつられたのかな。先生がすごくくつろいでる……珍しい」
【シャルロッテ】「若い頃の悪友……もしくは、隣のお兄さん的存在ですもの。鉄面皮を外すつもりがなくても、知らず緩んでしまうこともあるのでしょうね」
【ユメ】「いいことだね」
【シャルロッテ】「ふふ、そうね」
【クロガネ】「俺の裏話かあ。多すぎて、正直こんなとこじゃ語りきれないんだよな」
【ゲルハルト】「あの事件は様々な思惑が絡み合っていたからな」
【玉麗】「同じ事件でも、視点を変えれば、まったく違う感想が出そうですしね」
【クロガネ】「そういうことだ。まあそれでも……俺宛に多かった質問があんだろ? その一つだけは答えようじゃねえか」
【シャルロッテ】「ああ……さっきマーガレットさんも言っていた」
【ユメ】「クロウお父さんの罪って何かってことだね」
【クロガネ】「ん、それだな」
【ゲルハルト】「確かに、明確な答えは出されていなかったな。いや、そもそも答えなど本当はどうでもいいのかもしれないが」
【クロガネ】「ああ。今となっちゃ、答えなんてものは何の意味もなさない。だから、俺の罪とされるものが、どう判定されたかってことに絞って、答えるな」
【玉麗】「はい、お願いします」
【クロガネ】「まず、前提として、ワシとマーガレットの契約がどういうものだったか、説明しなきゃなんねえな」
【シャルロッテ】「マーガレットさんと離れてはいけない、ってことだけは読みとれましたけどね」
【クロガネ】「詳細にすると、ワシが『アマツに帰ると言わないこと』」
【ゲルハルト】「なるほど。言霊の縛りによって、魔法……呪術の発動を管理しているのですね」
【玉麗】「となると、クロウさんは、本当はアマツに帰るつもりだったってことなんですか?」
【シャルロッテ】「それは……マーガレットさんに対する裏切りですわよね」
【クロガネ】「そう誤解されるから、本編では濁した書き方になったんだな」
【クロガネ】「事件があった当夜は、様々な策謀が渦巻いていた。マーガレットが捕まったと聞いて、ワシは助けにいこうとしたが、アマツのやつらに捕まってしまった」
【クロガネ】「それなりの術が使えるったって、やっぱ一人対複数じゃな。どうしようもねえ。それにワシにも、後ろめたさがあったから……アマツのやつらを殺すことをためらっちまった」
【クロガネ】「国を捨てて、女を取る。これだけでも十分罪と言えるだろ? 罰を受けて当然なんだ」
【ユメ】「……」
【玉麗】「……確かに、そうですね」
【クロガネ】「それでもワシは決めたから。アマツより、マーガレットを取る。アマツに王子として戻ることはない。だから……」
【クロガネ】「わざと、その言葉を口にしたんだ。まさか、帽子を王にするなんて、できないだろう」
【クロガネ】「そしてワシは約束を守りきった。その代償は確かに大きかったが、受け入れるべき運命をねじ曲げた報いと考えれば、仕方ないのかもしれねえ」
【クロガネ】「後悔がないとは言わねえが……ま、帽子になったからこそ、自分の娘に出会うこともできた。最後の帳尻あわせはしてくれてるよな、神様ってやつも」
【シャルロッテ】「……なんだか、切ないですわね」
【玉麗】「ええ。いい男ですよねえ、クロガネさん。……これが後にあのエロ帽子になるなんて、誰が予想したでしょうか、うっうっ」
【クロガネ】「こらあ、玉麗! 切なくなるところが違うだろ!」
【ユメ】「(瞳をうるうるさせながら)そっかあ……がんばったんだね、クロウお父さん……」
【クロガネ】「おう、可愛い妻と娘のためだからな」
【シャルロッテ】「先生からは、当時の事件はどうみえましたの? 当事者の一人ですよね」
【ゲルハルト】「そうだな……幼い頃に犯した、私の罪。発端の事件だ、忘れられない」
【クロガネ】「でも、仕方ねえよ、あれは。好きな女がほかの男に取られて、意地悪してやりたいって気持ち、好きな女を助けるために、何かしたいって思いも、理解できる」
【ゲルハルト】「しかし、若さゆえの過ちと言うには、犠牲が大きすぎました」
【玉麗】「けど、罪の意識が強すぎて、自分は幸せになっちゃいけないんだ、と思いこんでしまうのは、よくないですよー」
【ゲルハルト】「……その通りだな」
【シャルロッテ】「でも、先生ルートだとそのあたりはちゃんと、救われますから」
【ユメ】「うんうん。……中途、ひどいけど」
【ゲルハルト】「ゲフンゲフン」
【クロガネ】「おいおい、大丈夫か。ほら、茶だ」
【ゲルハルト】「あ、ありがとうござい……あつっ(声にならない)」
【クロガネ】「へへん、俺の娘に、ひどいことをした報いだぜ」
【ユメ】「わああ、先生!はい、タオル」
【ゲルハルト】「……助かる、うう」
【玉麗】「わー、娘バカ」
【シャルロッテ】「子どものいたずらレベルの嫌がらせですわ」
【ユメ】「もう、ひどいよ! せき込んでいる人に、熱湯に近いお茶を出すなんて! おしおき!」
【クロガネ】「え、だってよ……ワシはお前のことを思って……わー!」

~少々おまちください~

【クロウ】「ぐすん、ぐすん」
【ユメ】「しばらく、私の頭の上で、反省していなさい!」
【クロウ】「うう、ワシはユメのためにやったのにー! わーん(帽子を回され、無言)」
【玉麗】「やれやれ」
【シャルロッテ】「何事も、やりすぎなんですわ、クロウさんは」
【ユメ】「まったく、まったく(ぷんぷん怒って)」
【ゲルハルト】「(あさっての方を見つつ)さて、ではそろそろ時間かな」
【シャルロッテ】「あ、そうですわね」
【玉麗】「じゃあ、みんなで……クロウさんはしゃべれないですけど、一言ずつお礼を言いましょうか」
【ユメ】「そうだね」
【玉麗】「それじゃ、順位通りに。私に投票してくれたみなさーん! まことにありがとうございました」
【玉麗】「上位には入れなかったですけど、愛をたくさんいただけたので満足でっす!」
【シャルロッテ】「八位のクロウさんは喋れませんので、次は私ね。七位とラッキナンバーをいただきました、シャルロッテです」
【シャルロッテ】「作中では運がないと嘆いていた私ですのに。皆さんのおかげです。ありがとうございます」
【シャルロッテ】「特典でなにをやるのか、まだ解りませんけど、精一杯がんばらせていただきますわね」
【ユメ】「六位は私です。えっと、女性キャラの中では、首位みたいです。ありがとうございます」
【ユメ】「主人公なのに、負けちゃったらどうしようって、実はハラハラしていたので、安心しました」
【ユメ】「本当にありがとうございました! ちょっと機嫌がよくなったので……一瞬だけクロウも出します」
【クロウ】「(帽子を回される)ぷはっ! なに、なになに、いきなり?」
【ユメ】「投票のお礼言うの! 持ち時間五秒ね。はい、いーち」
【クロウ】「わあ、そんなどっかのテレビ番組みたいなことを! えっとえっと、投票ありがとう!ワシ感激!」
【クロウ】「みんな、愛してるー!(帽子を回される)」
【玉麗】「短いながらも、熱いコメントが入りましたわね」
【ユメ】「……もうちょっと長くてもよかったかな」
【シャルロッテ】「あれくらいでいいと思いますよ」
【玉麗】「クロウさんですから」
【ユメ】「そうだね。あはは」
【ゲルハルト】「(帽子を同情の目で見つつ)ウォッホン。では、次は五位の私だな」
【ユメ】「あっ、はい。先生、お願いします!」
【玉麗】「中位グループのトリですから、ばしっとお願いしますよ」
【シャルロッテ】「期待していますわ」
【ゲルハルト】「ええい、無駄にハードルを上げるな! ……緊張してしまうだろうが」
【ユメ】「あは」
【ゲルハルト】「……ええと……まずは、そう。ありがとうだな。こういうゲームで女子に負けると、色々と問題だった」
【ゲルハルト】「今はほっと胸をなで下ろしている。そして、熱いコメントもいただいて、嬉しい。だが……」
【ゲルハルト】「……そんなに鬼畜ではないと、自分では思う! とここで宣言しておく」
【玉麗】「うわあ……」
【ゲルハルト】「『うわあ』とはなんだ、『うわあ』とは」
【玉麗】「いえ、なんでもないです……ただ、ユメさん大変だなって思っただけです……」
【ゲルハルト】「大変じゃない。なあ?」
【ユメ】「……ノーコメントで」
【シャルロッテ】「ユメさん。大人ね」
【ゲルハルト】「なっ、どういう意味だ。私よりすごいやつらなどたくさんいるぞ」
【玉麗】「はいはい、そろそろ時間ですよ、先生」
【ゲルハルト】「ちょっと待て。押すな、私にはまだ釈明したいことが」
【ユメ】「次はお待たせの、一位から四位の発表ですー」

~お片づけ中~

【シャルロッテ】「さて、また人がたくさん来るから、色々準備しなくてはね」
【ユメ】「そうだね。手伝うよ」
【玉麗】「うーん……」
【シャルロッテ】「ちょっと玉麗。なにを腕組みして、ぼーっとしているんですの」
【玉麗】「あ、いやあ。その、なんか忘れているような気がしていましてね」
【ユメ】「忘れ物?」
【シャルロッテ】「そんなのあったら、ここまで進行出来ていないと思うのですけど」
【玉麗】「私もそう思うんですけど、それでも何か、こう……」
【?】「……しています」
【ユメ】「ひゃっ!?」
【シャルロッテ】「なんだか物陰から、恨めしそうな声が!? しかもこの声は……」
【カイン】「……忘れていますよ……」
【玉麗】「ああっ、そうだ! 二十四位のカインさん!」
【ユメ】「よよよ、呼び忘れた……」
【シャルロッテ】「しっ、違いますわよ。オーラスの前座として、とっておいたんですわっ! ねえ、玉麗」
【玉麗】「えっ、あ、ほほ、そのとーり!」
【カイン】「いいんです。私なんて憎まれ役だし。終盤にしか出てこないから、影も薄いし」
【シャルロッテ】「そ、そんなことないですよ」
【玉麗】「そそそ! その証拠に! ここからはカインさんのフィーバーたーいむ! 電撃インタビューを実行しちゃおうと思いますっ。しかもソロですよ、凄いでしょ」
【カイン】「おお、それは素晴らしい! が……いいんでしょうか、そんなことをして。空気を読んでいないと言われるのでは……」
【玉麗】「だ、大丈夫です、たぶん」
【シャルロッテ】「ええ、お、おそらく」
【ユメ】「うう、みんな、中の人のミスのフォローが大変だ……」
【カイン】「ウォッホン。でしたら、はりきって答えていきましょうかな。下位とはいえ、せっかく票を入れて頂いた。お礼に何かしら、お話ししてあげたい」
【玉麗】「そうですねー……何があります?」
【ユメ】「やっぱり、ユーリのお兄さんだから、ユーリについてかな」
【シャルロッテ】「ですわよね。そうだ、恒例の弱点披露などいかがでしょ」
【玉麗】「あっ、それいい!」
【カイン】「ユーリの秘密、ですか」
【玉麗】「あら、困った顔」
【シャルロッテ】「もしかして、ない……なんてことは」
【玉麗】「そ、そんな人あり得ませんよ! 絶対なんか一つはあるはずです!」
【カイン】「そうは言いましても、私とユーリが歩み寄りはじめたのは、つい最近のことですから」
【玉麗】「あー、そうか」
【カイン】「むしろ私の方が、皆さんに教えて頂きたいくらいで。あ、でも……」
【シャルロッテ】「でも!?」
【カイン】「一つだけありましたな。大人になった今では、もう解決しているでしょうが……」
【玉麗】「なになに、なんです!」
【シャルロッテ】「ダメもとでも結構でしてよ!」
【ユメ】「あう……二人とも、そこまで詰め寄らなくても……」
【カイン】「老人には弱いようです。見かけると、横断歩道を一緒に歩いたり、荷物を持ってあげたりしてあげたくなるそうです」
【ユメ】「……」
【シャルロッテ】「……」
【玉麗】「……それは美点じゃないですかー! がう!」
【シャルロッテ】「本当ですわ! 今さら、紳士なところなんて、見つけたって仕方ないんですっ」
【カイン】「いや、しかし。ユーリの過去はもう弱点にはなり得ないですし……」
【シャルロッテ】「そうですけどっ!」
【玉麗】「ぐわー! なんだかんだで、この人もユーリ君のこと、好き過ぎるー! もー!」
【ユメ】「い、いいことしてるんだよ?」
【シャルロッテ・玉麗】「だからこそ、腹が立つ!」
【ユメ】「そ、そう……」
【カイン】「すいません、私に言えるのはこんなところです。……ご期待に添えなかったようで」
【ユメ】「いえ、いいと思います、今ので。下手に喋ると、後でカインさんがユーリに消され……いえ、なんでもないです」
【カイン】「は?」
【ユメ】「な、なんでもないです。……で、ではカインさんのコーナーはこのあたりで」
【カイン】「解りました。ふう。最後まで忘れ去られないで良かった……」